ビークルことビート・クルセイダーズ公式MV公開、今夜はメジャーでの2ndアルバムとなる『エポップ・メイキング〜ポプとの遭遇〜』から、アルバム発売直前のシングル・リリースとなった、メランコリックな名曲「ゴースト」が21時よりプレミアム公開となります👻
アニメ『BECK』のおかげで予想以上のヒットとなった1stアルバムの余波で、ライブ現場でのモッシュ/ダイブに対するクレームや、アンチ・ルッキズム的な意味合いも込めたお面に対して飛ばされる黄色い声援に戸惑いを覚えたメンバー達は、旧友バンド達とのスプリットを経て、より内省的なサウンドを模索するようになり、とはいえPUNKバンドとしてのサウンドのエモさや疾走感を維持しつつ、新たなギターROCKとしてのアイデアや深みを得た究極の１曲として完成させたのが、この「ゴースト」です。
リリース当時のインタビューでもヒダカ氏はことごとく「サビだけ完成してあとはどうしたらいいか分からず放置していた…でもスプリット三部作の制作を経て突然全てのパズルが解けたかのように、あっという間に完成してしまった」といった内容を語っており、特に直近となったアスパラことアスパラガスとの作業で大きなヒントを得て、 エモく内省的なのに衝動的なPUNK感も維持する、いわばビークル版ゴシック・サウンドが完成。シングルのアートワークやMVの雰囲気も、ゴス/ポジパンのルーツであるPUNKバンド、ザ・ダムドのような雰囲気を感じさせる仕上がりになっています。
しかも本来のメジャー仕草であれば、タイアップが無ければシングル・リリースが出来ないところを、当時のデフスターSTAFF皆さんの努力と協力により、ノン・タイアップでのシングル・リリースが可能となり、来たるべき2ndアルバムへの重要な布石となる作品にもなっています…ウィキペディアにはご丁寧にも「売り上げは伸びなかった」との記述がされており(苦笑)、やはりタイアップがどれほどの売上効果になるのかを思い知らされることにもなるのですが、喧騒の真っ只中にいた当時のメンバー達にとってはそんな事よりも、PUNKロックBANDという出自をしっかり示すアイデンティティーとしても、とても大切な一曲になっていたのです…メランコリックに想いを馳せつつ、21時からのプレミアム公開どうぞご堪能ください🍷🍾✨
BEAT CRUSADERS - GHOST [Official Music Video] https://youtu.be/NDIt25WrQ9A?si=l6D3vHDsdI4ah07u
※当時の様子が垣間見えるインタビューが残っていますので、ご参照いただくと楽曲制作の背景と共に更にお楽しみいただけると思います(無断転載問題あればお知らせください)📚
